張込み調査

探偵の仕事は張り込み調査が中心となります。浮気調査や素行調査、人探しなどにおいても対象者がいる場所から出てくるのを待つことが基本となります。

まず張り込み調査の心構えとしては、調査の前日には、しっかりと睡眠をとっておくことです。当たり前のことですが、張込み調査の途中で居眠りをしては意味がないですし、また集中力が続かないといったことは絶対に避けないためです。

実際、2～3時間程度で終わると思っていた調査でも6時間、9時間と長引くことはよくあります。

次に張り込み場所も非常に重要です。調査において失敗しやすいケースとして、見落としや対象者の初期動作時などの対応などがあり、張込み場所で解決することが多いのです。

重要な点としては、3つのポイントがあります。まず出口が確認できること、次に対象人物だと把握できること、次に周囲に溶け込んでいることです。

出入口が確認できなければどこから出入りした人がわかりませんし、遠めのため対象人物だと判断できなければ意味もないからです。

このような点を踏まえつつ、張込み調査の時間帯（明るい、暗い）、予想される時間（短時間、長時間）、調査の方法（車内、立ちんぼ）、目的（何を重視するか）、周囲の状況なども考慮して、張込み場所を決定するのです。

もちろん張込みがしやすい場所もあれば、しにくい案件もあります。すべてが思い通りの状況でないのも事実です。そのような時にどのように優先順位付けし、どのように判断し、決定するのかか一番大切なのです。

参考までに最近では、物騒な事件も多くなってきていますので、交通量の少ない場所などで長時間張込み調査をしていると、不審がられて警察に通報されることもあります。このような場合には堂々と警察に正直に調査会社の人間であり、調査中であることを言えばいいと思います。

調査員 探偵興信所