聞き込み調査

探偵事務所や興信所の調査会社で働いている調査員にとって、聞き込みのスキルは非常に大切です。

浮気や素行を調べたりすることは得意な人が非常に多いですが、いざ聞き込みとなるとあまりできない人が多いのも事実です。

この聞き込みは住所調査、結婚調査、信用調査などいろいろな場面で必要となり、興信所の中でも力の差が歴然と出る部分でもあります。

まず聞き込みをするかどうかにあたり、最低限おさえておかなければならないポイントが2つあります。

それはどれだけ上手に聞き込みが出来たとしても、場合によっては対象者や対象者周辺の人の耳に届く可能性がなきにしもあらず、だということです。

もう1つは、仮に自分の知りたい情報が得られたとしても、その情報は主観的なものであり、必ずしも客観的なものとは限らないかも知れないということです。特にこれは結婚調査などの評判などを調べるにあたって大切となる点です。

このようなことを十分理解した上で、調査を実施するかどうかを検討し、する場合には細心の注意を払わなければなりません。またこのようなリスクがあることを依頼者に伝えておくことも必要です。

よく使う方法としては、電話によるものが多いです。面談の場合、相手の警戒さえ取り払うことができれば得られる情報は非常に多いです。しかし一歩間違えて怪しまれれば、その場で取り押さえられるということだって可能性としてはあるわけです。

電話での聞き込みの場合、まず聞き出したい内容とその内容を聞くに相応しい仕事は何かということを考えます。そしてその仕事をしている人になりきるのです。

それが決定すれば、あとは応酬話法のトレーニングです。どのような流れで話しをするか、相手がどのようなことを言う可能性があるか、それに応じてどのように答えるかなどを調査員同士でケーススタディ形式で練習するのです。

このようなスキルはやはりいろいろな仕事を経験してきた調査員の方がありますし、またそのような人の方が受け答えの際に必要となるとっさの応用力もあります。

調査員 探偵興信所